AWS CloudFormationを使ってVPC構築こんにちは。新人クラウドエンジニアのヤンです。今回は、AWS CloudFormationを使ってVPC（Virtual Private Cloud）を構築する方法について解説します。VPCは、AWS上で仮想的にプライベートなネットワーク空間を提供するサービスです。まずは、CloudFormationとVPCの基本的な概念を説明し、その後に実際の構築手順を紹介します。
## CloudFormationとはAWS CloudFormationは、インフラリソースをコードで定義し、自動的にプロビジョニングするサービスです。テンプレートファイル（JSONまたはYAML形式）を作成し、そのファイルに定義されたリソースをAWS上にデプロイします。これにより、インフラの構築と管理が簡単になり、環境間での設定の一貫性が保たれます。## VPCとはVPC（Virtual Private Cloud）は、AWS上で仮想的にプライベートなネットワーク空間を提供するサービスです。VPC内には、サブネット、ルートテーブル、インターネットゲートウェイ、セキュリティグループなどのリソースが含まれます。## VPC構築手順### 1. CloudFormationテンプレートの作成まずは、CloudFormationテンプレートを作成します。以下は、VPCと関連リソースを定義したYAML形式のテンプレート例です。```yaml
Resources:
MyVPC:
Type: AWS::EC2::VPC
Properties:
CidrBlock: 10.0.0.0/16 PublicSubnet:
Type: AWS::EC2::Subnet
Properties:
VpcId: !Ref MyVPC
CidrBlock: 10.0.1.0/24 InternetGateway:
Type: AWS::EC2::InternetGateway VPCGatewayAttachment:
Type: AWS::EC2::VPCGatewayAttachment
Properties:
VpcId: !Ref MyVPC
InternetGatewayId: !Ref InternetGateway RouteTable:
Type: AWS::EC2::RouteTable
Properties:
VpcId: !Ref MyVPC Route:
Type: AWS::EC2::Route
Properties:
RouteTableId: !Ref RouteTable
DestinationCidrBlock: 0.0.0.0/0
GatewayId: !Ref InternetGateway SubnetRouteTableAssociation:
Type: AWS::EC2::SubnetRouteTableAssociation
Properties:
SubnetId: !Ref PublicSubnet
RouteTableId: !Ref RouteTable
```### 2. CloudFormationスタックの作成次に、AWS Management ConsoleからCloudFormationサービスにアクセスし、「Create stack」をクリックします。テンプレートファイルをアップロードし、スタック名を入力して、「Create stack」をクリックします。### 3. VPC構築の確認スタックが作成されると、AWS Management ConsoleのVPCダッシュボードから、新しく作成されたVPCと関連リソースが確認できます。## まとめAWS CloudFormationを使ってVPCを構築する方法について解説しました。CloudFormationを使うことで、インフラの構築と管理が簡単になり、環境間での設定の一貫性が保たれます。ぜひご活用ください。