Amazon EKSでKubernetesクラスタを構築する
13 6月, 2023 by
yang
| No comments yet

こんにちは、クラウドエンジニアのヤンです。今回は、Amazon EKS (Elastic Kubernetes Service) を使ってKubernetesクラスタを構築してみたいと思います。EKSは、AWSが提供するマネージドKubernetesサービスで、Kubernetesクラスタの構築や運用が簡単になります。## 1. EKSの概要Amazon EKSは、KubernetesコントロールプレーンをAWS上で実行し、ワーカーノードを自動的にプロビジョニングします。これにより、Kubernetesクラスタのセットアップや管理が簡単になります。また、EKSはKubernetesのアップストリームバージョンと互換性があるため、既存のKubernetesアプリケーションをそのまま移行できます。## 2. EKSのセットアップまずは、EKSクラスタを作成しましょう。AWS Management ConsoleからEKSサービスにアクセスし、「Create cluster」をクリックします。### 2.1 クラスタの設定- **Cluster name**: クラスタの名前を入力します。
- **Kubernetes version**: 使用するKubernetesのバージョンを選択します。
- **Role**: EKSがクラスタを管理するために使用するIAMロールを選択します。新しいロールを作成する場合は、「Create role」をクリックします。### 2.2 VPCの設定- **VPC**: クラスタが使用するVPCを選択します。新しいVPCを作成する場合は、「Create VPC」をクリックします。
- **Subnets**: クラスタが使用するサブネットを選択します。パブリックサブネットとプライベートサブネットの両方を選択することができます。
- **Security Groups**: クラスタが使用するセキュリティグループを選択します。新しいセキュリティグループを作成する場合は、「Create security group」をクリックします。### 2.3 クラスタの作成すべての設定が完了したら、「Create」をクリックしてクラスタを作成します。クラスタの作成には数分かかります。## 3. ワーカーノードの追加クラスタが作成されたら、ワーカーノードを追加しましょう。ワーカーノードは、Kubernetesアプリケーションが実行される場所です。### 3.1 ノードグループの作成AWS Management ConsoleからEKSサービスにアクセスし、作成したクラスタを選択します。「Add Node Group」をクリックして、ノードグループの設定を開始します。- **Node group name**: ノードグループの名前を入力します。
- **Node IAM role**: ノードが使用するIAMロールを選択します。新しいロールを作成する場合は、「Create role」をクリックします。
- **Subnets**: ノードが使用するサブネットを選択します。
- **AMI type**: 使用するAMIタイプを選択します。EKSが提供する最適化済みのAMIを使用することが推奨されます。
- **Instance type**: 使用するインスタンスタイプを選択します。### 3.2 ノードグループの作成すべての設定が完了したら、「Create」をクリックしてノードグループを作成します。ノードグループの作成には数分かかります。## 4. まとめこれで、Amazon EKSを使ってKubernetesクラスタを構築する方法を学びました。EKSは、Kubernetesクラスタの構築や管理を簡単にするマネージドサービスです。ぜひ、EKSを使ってKubernetesアプリケーションをデプロイしてみてください。

TOPBLOG技術ブログ

サインイン to leave a comment